谷川岳西黒尾根 夏 その3 [谷川岳]
高校の時から登っている谷川岳ですが、この山ほどいい山もそうあるもんじゃない。
アプローチが抜群にいいというのはもちろんだけれど、何よりも山の魅力が、すべて、コンパクトに、凝縮されているからだろう。北アルプスのような圧倒的な迫力は無いかもしれないけれど、谷川が嫌いなんて言う人には会ったことは無い。それは山に求めるものが全て備わっているから。行けば何かに答えてくれる、それが谷川岳なのです。
そして谷川岳の尾根と言えば西黒尾根こそクラシック。
西黒を登っていて会話を交わす登山者の中に、「(天神平の)ロープウェイには未だ乗ったこと無い」というお父さんが結構います。これからもあれに乗る気なんてさらさら無いみたいだ。自分の周りはどんどん変化して行く中で(それは自分自身でさえ)、西黒尾根の樹林帯を抜ければそこに昔と何ら変わりの無い岩壁が広がっているというのはやはりたまらないのだろうと思う。
それとあれの営業開始時間までチンタラ待っているくらいなら西黒に取り付いちゃったほうがいい。目の前に谷川があるって言うのにいつまでも待っていられない。谷川岳ってそういうものだと思う。
土合から土樽や平標に向けて縦走する人は朝の3時、4時からヘッドランプで西黒尾根をゆっくり登り始めます。最初の樹林帯はどっちにしても展望がないので暗闇だろうが別に同じ事。ただ足を上げて前に進むだけ。森林限界を超えてラクダのコブに入る岩場で明るくなる逆算で登リ始めるのです。岩場は暗闇じゃ歩けないから。
ちなみに巌剛新道ですが、西黒尾根よりも足元が滑ります。雨の後は特に注意でしょうね。
青のスカイライン、稜線の緑と岩場のエッジがきれい。蛇紋岩に咲く高山植物。
時間はたっぷりとあったし、これぞ夏山を歩いているその興奮度と爽快感が凄い。
さらに、一歩間違ったら滑落するという緊張感が堪らない。
そして達成感、心地よい疲労感を知ってしまうと山はやめられないんです。家に帰ってきてもすぐに山に行きたくなる。どんなに疲れていても2日後にはまた行けると思ってしまう。たぶんみんなそうなんだろう。
頭と体をフル活動するものだから飯とビールもうまいしな~。
ハクサンフウロ
色が濃いです。花がこの日に開いたという感じでしたね。
イワギボウシ
イブキジャコウソウ
ミヤマカラマツ
タテヤマリンドウ
シモツケソウ
タカネアオヤギソウ
氷河の跡
一枚岩でよく滑ります。
つづく・・・







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