So-net無料ブログ作成
検索選択

日光白根山 夏その1 [奥日光]


097白根 441.jpg
夏の日光白根山は輝いていた。
出足が遅く朝の10時に丸沼に到着。本日は最初からロープウェイを使う気満々です。標高2000メートルまであっという間に運んでくれるので、朝起きたら天気がいいから急遽白根に行こうとなった時には本当にありがたい。
それでも山頂駅は2000メートルの位置なのに目の前には白根山が相変らず圧倒的な存在感でそびえていた。白根はやっぱりでっかいなあ。
さすがに関東以北の最高峰(関東、東北北海道で最高峰)であり、名峰の雰囲気を静かに漂わせている。

RW利用で最も使われるであろうコースは、上の写真で言うと山腹の樹林帯を左から右端に向かって徐々に高度を上げながらトラバースする感じで進む。一番右側の森林限界の付近まで辿りつくと、そこからは火山特有の砂礫地帯(ザレ場)になる。森林限界の一番右から左斜め上の山頂方面に、砂に足をとられながら高度を稼ぐとそこは360度展望の利く頂となる。
白根には登山ルートはいくつかあるが、例えば最もタフであろう日光湯元温泉からの急登と比べてしまうと丸沼からはあまりにもあっけない。


097白根 432.jpg
ハクサンフウロ






最初登山道に入るとそこは鬱蒼としたコメツガやシラビソの針葉樹林が広がる。道もよく整備されていてとても歩きやすい。
それにしてもこの森の深さ、薄暗さはいかにも奥日光の高い山という感じ。
歩き出すと木々の香りがとにかく気持ちいい。この香りはどこかで嗅いだ事があると思った。そうだ、これは青森のヒバの森の香りと同じだ。香りで過去の一場面を思い出すのは人間特有かも?


ダケカンバも多くなるとそろそろ森林限界が近くなる。



097白根 028.jpg
あったー!ヒカリゴケ
これを見るためにロープウェイを利用しましたと言い訳をしておこう(笑)。


097白根 032.jpg
薄暗いところになんともびっくりな輝き。
しかし登山者の誰も気がつかない。せっかく横を通っているのにもったいない!





097白根 033.jpg
お隣の錫ヶ岳(すずがたけ)





樹林帯を抜ける最後の急登を超えると空がいきなり大きい。一番好きな瞬間だな。
097白根 036.jpg
森林限界付近から山頂方面。
この空の色は久しぶりだった。




097白根 046.jpg




097白根 049.jpg





097白根 056.jpg
錫ヶ岳を中心に、左が皇海山、中央奥の薄いのが赤城山






097白根 059.jpg
ハクサンシャクナゲと武尊山
武尊の右後ろに谷川岳、さらに奥には苗場山まで見ることができた。



097白根 064.jpg




097白根 076.jpg
尾瀬笠ガ岳~小至仏、至仏山の稜線





097白根 088.jpg
ロープウェイ山頂駅が遥か下に見えていた。



097白根 079.jpg
目の前に山頂があるので気持ちは逸るが最後のザレ(砂)の登りに足を取られてなかなか進めない。



097白根 082.jpg





097白根 093.jpg
登りが緩くなってくると岩場になる。これは大昔の大爆発の折に溶岩が固まったものに違いない。



097白根 095.jpg
いよいよ山頂が近い。



097白根 169f.jpg
山頂付近は火口の跡がたくさん見られる。




097白根 120.jpg
南峰から北峰(山頂)を





097白根 136.jpg
栃木県側の山頂標示
ここは群馬と栃木の県境であり、山頂には2つの標識がある。


097白根 134.jpg
群馬側には「日光」という文字が入っていない。ささやかな抵抗なのでしょうね(笑)。



097白根 131kl.jpg
燧ケ岳を遠望。燧ケ岳もカッコいい。
日差しは強かったが吹く風が心地よく、昼寝でもしたい気分だった。もちろん天気がいいから言えることですけどね。



097白根 161.jpg
日光の盟主・男体山と中禅寺湖




097白根 146.jpg
2000メートル超が並ぶ日光連山(太郎山、女峰山、小真名子、大真名子)とエメラルドグリーンに輝く五色沼を俯瞰する。なんと美しい湖だろうか。
今日は針葉樹林、ヒカリゴケ、五色沼、それぞれのグリーンの輝きが忘れられない。



つづく

奥白根その2へ
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-07-21

女峰山
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-07-24-1

太郎山
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-08-17








nice!(9)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 9

コメント 13

めりっさ

>香りで過去の一場面を思い出すのは人間特有かも?
そうそう、香りって、まさに過去の一場面を引き出してきますね。
香りを感じるのが、脳の一番原始的な、人の感情をつかさどる部分なのだそうで、普段は理性の殻に囲まれて忘れている記憶などが、「香り」の刺激によって引き出されるとか…。
ヒカリゴケ、光っているけど地味な存在なのでしょうねー。何か不思議な世界への入り口…とでもいった雰囲気が漂っていますね。
太陽の光がまぶしく、山は駆け足で夏到来、といった感じでしょうか。
by めりっさ (2009-07-16 19:03) 

こぎん

クマザサと硫黄の香りに青森ヒバが重なったら、海馬が刺激されて、
いい気分になっちゃいますよ~。

ヒカリゴケ・・・以前、近くの画家さんのおうちになぜかあって、
市の文化財に指定されていたんです。
取材させてもらったけど・・・こんなにきれいではなかったです。
庭の洞窟にあって、暗くて写真も・・・いまいち。
画家さんが亡くなったら、ヒカリゴケもなくなってしまいました。

ここの・・・観てみたいです。
ロープーウェイあるなら、行けそうです!! 探せるかが問題ですか?

茨城・栃木戦争は聞いているけど、群馬と栃木もなんとなく、なんなんですね~( ̄ω ̄;)
ま、ちばらきも張り合って、けなし合ってますけどね~(´▽`)
by こぎん (2009-07-16 19:17) 

いろは

こんばんは^^
夏山はやはりハクサンフウロですね〜
美しい青空に、千畳敷カールを思い出します。
ヒカリゴケは見た事があります。確か長野だったと思いますが・・・
日光連山とエメラルドグリーンの五色沼が綺麗ですね〜♪

by いろは (2009-07-16 20:31) 

よしころん

あー!日光白根!!
先週の日曜、予定してたのですが、お天気とパートナーの体調不良により流れてしまったのです。
ふむふむ、こんな感じなのですね~。
シラネアオイはさすがにもう終わってしまってたのでしょうか。
ヒカリゴケと五色沼!やはり行かねばならぬ~^^
by よしころん (2009-07-16 21:10) 

sara-papa

いや~懐かしい♪
サラとサキを連れてsara-mamaと一緒に山頂に立ったのが昨日のように蘇りました。
もう、そのサラとサキも山には連れては行けないぐらい歳を取りました。
登ったルートこそ違ってはいますが、五色沼にも寄り確か11時間もの長い縦走でした。
今度、アルバムを見てみようかなぁ。
つづきが楽しみです![__わーい]
by sara-papa (2009-07-16 22:55) 

ぐりこママ

きれいな青空が見られましたね~^^
私も去年登った時のことを思い出しながら、一枚づつ写真を見ていきました。
ヒカリゴケ?気がつきませんでした、そんな珍しいものが見られるんですね!
私にとってはロープウェイを使ってもなかなか大変な山登りでしたが、お天気がよかったのでとってもいい思い出です♪
山頂標示二つあって、どっちだろう?って思いましたがそういうことでしたか・・・^^
私は群馬県民になってました(笑)今思うと栃木県の山頂標示のほうが、人気があったかなぁ?^^
by ぐりこママ (2009-07-18 08:42) 

ララアント

おはようございます。
いつも 出遅れてごめんなさい!

お天気を見てから 出かけられただけあって 山々が眩しく
輝いていますね。。。
この次の記事で大雪山のことが記事になさっているように想い
やはり 順にと思い 今記事より訪問しました。

ヒカリゴケ 皆さんには余裕がなく登られるのでしょうね!
ホント 光っていますね。
山頂の標識 面白いですね!!

息子が高校生だったと思いますが 武尊山に学校から 何班に
分け 登ったように記憶しています。
その折にも ほたかと読めなくて インプットされたはずなのに
今回 久しぶりにみたら やはり読めませんでした(笑)

皆さん 登山の経験があるかたが多く カズさんとのやりとり
楽しそうですね。。。
登山の経験のない私も 勿論楽しんでいます。
カズさんの人柄に惹かれて。。。
by ララアント (2009-07-19 07:59) 

春分

カズさんの記事を参考にしながら、行動範囲を広げている感じがしております。
昨日、切込湖・刈込湖に行ってまいりました。想像よりもアップダウンがあって
きつかった。湯元に車を置いて光徳牧場に抜け帰りも歩いて7時間くらいでした。
日光白根山も魅力ですが、切込・刈込でへろへろしててはだめですね、きっと。
by 春分 (2009-07-20 12:10) 

カズ

☆めりっささん
香り、あと音楽も?
脳の原始的な部分を刺激する、よくわかる気がします。記憶が一瞬で昔に戻るというのもすごいものだなと思いました。
ヒカリゴケは生えているところが地味なのですが、かなり光っていました。びっくり。

☆こぎんさん
ヒカリゴケは注意深く見ないとわからないのですけど、樹林帯の暗い道で左手が岩場なのですけど、ちょっとほら穴のようになっているところがあったら覗いてみてください。ロープウェイから1時間半くらいはずっと樹林帯なのですけど、その終わりのほうの岩場と言えばいいのかなあ?森林限界の明るいところになってしまうと通り過ぎちゃってます。

☆いろはさん
ハクサンフウロはやはり夏の花でよく見かける印象が強いですね。
五色沼はおそらく福島の五色沼と同じで火山の影響からああいう色合いになるのでしょうね!お天気がよかったのでさらにきれいに見えましたよ!

☆よしころんさん
白根はとてもいい山です。コースも多彩で樹林あり岩場あり沼ありで楽しいですね。さすがに標高が高いので遮るものは何も無くて遠くまで見ることができました~!




by カズ (2009-07-21 21:37) 

カズ

☆sara-papaさん
懐かしいと思い出していただければ記事にした甲斐があります~。時間がなかったので縦走はできませんでしたがすごく歩き甲斐がありそうです。避難小屋もあることだしぜひ縦走の機会を狙いますよ。

☆ぐりこママさん
白根はまさに名峰ですね。とてもいい山で何度行ってもいいなと思います。ヒカリゴケは樹林帯の最後のところの左手の岩場のちょっとしたくぼみの中なんですけどね。疲れてくる頃だし気をつけてないと見逃すと思います。森林限界に上がる急登の手前のあたりなのですけど。
ロープウェイだろうが湯元からがきつすぎるだけで丸沼コースでふつうの人は十分満足するものです。私は物足りなかったのでその後に改めて女峰山に行きましたけどね(笑)。

☆ララアントさん
武尊山!ララアントさんがこの山をご存知というのは嬉しいですね~!武尊山も日本百名山とうことで登る人は全国から来ますがこれはまず読めないですね(笑)。
お忙しい中いつも気にしていただきどうもありがとうございます。私こそララアントさんのお人柄が素晴らしいのはよく存じています。何かのちょっとした記事でも喜んでいただければ幸いですよ!

☆春分さん
キリカリに行かれたのですね~!私もあのコースはきついと思いました(笑)。
湯元から1周はどっち周りにしてもきついですよね。途中はバスを使ったり、車を2台で行って短縮する人も多いようです。
ここはやめときゃよかったか?と思いながら歩いていた思い出が。。。
白根山のほうはロープウェイがありますし、天気がよくて展望がある日でしたら楽しめると思います。もちろんああいう遭難事故が北海道であったばかりなので無理には勧められないのですが。。。充実度は凄いと思います。

by カズ (2009-07-21 21:48) 

ももこ

草のみどりに風薫る 丘にまばゆき~♪
山に思いを馳せる素敵なフレーズ、
以前も書かれていました、百花春至って誰が為にか開く(*^^)v
私の山のノートの表紙に書いてお花畑を思い出しています♪
山はなんと言ってもお天気が一番ですよね。

by ももこ (2009-07-22 11:39) 

きのこ

やはり狙う山は重なってきますね〜。笑
よしころんさん同様、私も近々行きたいな、と思っています。
カズさんの日記で予習ができるので助かります♪

ヒカリゴケ、不思議ですねー!本当に光っているとは驚きです。
それに、群馬側と栃木側で標識が2つあるっていうのも可笑しいですね〜。そんなお茶目なところも惹かれました。笑

ん〜男体山もどっしりとして素敵ですね☆
by きのこ (2009-07-22 21:29) 

カズ

☆ももこさん
山はやっぱりお天気じゃないとー。テンションも上がらないですよね。お花が多いならいいけどそれもあんまりない山だと黙々と登るだけになってしまうし。。。
草のみどりに風薫るは、嗚呼すみません、出身大学の校歌のパクリなんですけど(笑)。

☆きのこさん
白根だと丸沼高原のロープウェイが人気コースですけど、それを使わない場合は少し先の菅沼から登る人が多いですね。
日光の山はどれもこれもどん臭いのですけど、白根と女峰山の2つはちょっと違ってます。女峰山はこの前行って来ましたが尖がっていて谷川岳のようなアルペンムードがあります。日光の山にしては女峰山は危険も少し感じます。
男体山はとて~もきついです。でも大真名子の登り、小真名子のガレ場の下り、そして帰りの長い林道歩きをしちゃったきのこさんなら問題ないか!?それにしても大真名子に。。。なぜだ(笑)。男体山だったら楽しいのは断然白根山でしょう。
by カズ (2009-07-22 21:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。