So-net無料ブログ作成

女峰山のニョホウチドリ [奥日光]




09720女峰 001.jpg
いろは坂を登っているとだんだん明るくなってきて背中から太陽が昇ってきたのがわかった。途中の黒髪平に停車してしばらく朝日に見惚れてしまった。生まれたばかりの空というのはいいものですね。



女峰山は男体山のお嫁さんの位置づけにあり標高もほとんど同じです。
どのルートも長いのですけどそれでも裏男体の「志津乗越」からが一番近い。5時半に到着しましたがすでに車が20台くらい停めてありました。連休中とはいえこんなに??と驚いてしまいましたがほとんどの人は男体山に向かいました。

志津から林道をしばらく歩き、馬立~唐沢小屋を経由して女峰山(山頂)~帝釈山を尾根歩きして富士見峠に下り、長い林道を歩いて志津に戻る周回コース。
09720女峰 024.jpg
志津から林道を歩いていくとやっと見えてきました。
一番右が霧降高原です。一番左が帝釈山で、左から2番目が女峰山になります。女峰に直接登って帝釈山に行って下りるわけです。
山頂近くで日光東照宮の裏道から走って登って来た方と話をしましたがすごいことしますね(笑)。昔は家(今市)から走って往復したこともあるよと仰っていました。



09720女峰 028.jpg
さらに林道を進むとだんだん近づいてきているけれどまだ遠い。男体山から直線距離で7キロ先にあるんだからそれは遠いだろう。
それにしても女峰山はカッコいい姿をしている。山頂部分が切れ落ちているのもよくわかる。
日光の山としては急峻な岩場を持っていて雰囲気が他の山とはだいぶ違う。頂上から帝釈山に向かうヤセ尾根はまるで谷川岳の一ノ倉沢の上の稜線のようである。



09720女峰 035.jpg
それでやっと女峰山への取り付きに近くなります。馬立というのはこの辺ですね。
ここから笹の中を一度大きく下って涸れた沢を渡ると登山口です。





09720女峰 075.jpg
しばらくは針葉樹林帯が続きます。
山頂直下から二本の涸沢が下まで続いており、このガレを何度か横切りながら高度を上げていくことになります。登山道の中心は樹林帯ですが。


09720女峰 064.jpg
針葉樹林の香りというのはやっぱり気持ちがいい。
しっとりとした湿度と清々しい風、木から酸素が出ているのを感じられる。そこに身を置いていると体が浄化されていくよう。ブナなどの落葉樹が多い谷川岳あたりだとこの感じはない。







続きを読む


nice!(11)  コメント(18) 
共通テーマ:日記・雑感

奥白根山~五色沼 その2 [奥日光]

097白根 159.jpg
五色沼




097白根 157.jpg
中禅寺湖




097白根 170l.jpg
日光連山ファミリー




097白根 182.jpg
山頂を後にして五色沼まで下っていきます。




097白根 174.jpg
下りながら白根山山頂部を





097白根 189.jpg
同じく引いた絵で





097白根 177.jpg




097白根 178k.jpg
草原が広がっていて爽やかな風にさわさわ~と草が揺れている。こんなのが大好き。まさに、草のみどりに風薫る♪である。





097白根 194.jpg
白根隠山
中禅寺湖から白根を眺めると、この山が奥白根に少しかぶって見えるためにこの名前なのでしょうね。




097白根 375.jpg
ハクサンチドリ






続きを読む


nice!(10)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

思ったこと

山登りは総合力のスポーツです。
その人の体力、そして頭脳、知識、判断、決断、今までの経験、情報収集(無責任な人間の発言に騙されないことも大事)、天候、準備、状況判断、持久力、瞬発力、体調、今現在の自分自身を客観的に見ることができているのか?とにかくその人が背負っているもの全てを使ってやるもの。これはすべての大前提。コンビで行こうがパーティーで行こうが基本は個人競技。頼れるのは自分の体力と足。



山が笑ってくれている限りは誰でも楽しめる。一生の思い出に残る山行になるはずだったのでしょう。
が、一転山が怒り出したら大変な事態になることがある。

いろいろ疑問の残ることがありますが企画段階からおかしいのでは。
寄せ集めのついさっき出会った人たちと一緒に山を泊まりながら行動なんて私には怖くてできません。しかも北海道への遠征、長距離の歩きを強いられる登山としてはだいぶご高齢の18人の団体とか?ガイドが全員の健康状態や力量をきちんと把握できていたのか?天候の判断は?すべてが刻々と変化する事をすべてこなせるとは思いません。


ツアーというのは本当に怖い。
ガイドの力がまずわからないし責任もリーダーシップもわからない。ガイドは安全面を第一に考えながらも、同時に会社からの「利益を出せ」の板挟みにあっている可能性はかなり高い。客も高いお金を払って時間をかけて来ているので中止といえば不満を言い出すのも多いはず。会社と客(お得意様)の間にいるガイド、安定しない天候でもGOを優先しやすい。そんなガイドに、ついさっき会った人に命を預けられますか?
集まったツアー客も寄せ集めですからお互いどういう人がいるかもわからない。個人で知識や体力やスピードの違いももちろんある。
気心の知れた、相手の性格や力を知っている「チーム」として行動するのならまだしも、見ず知らずの人たち多数で団体行動なんて俺はご免です。そんな中で一緒に死にたくはない。
まともなリーダーのいるチームならば意思が統一できるはずなのです。健康面もよくわかるし意見を交わすだろうし、今日は天候がやばそうだ。やめないか?となるはずなのです。
知り合ってすぐに突っ込んだ話をするのはまず無理ですよね。帰りの飛行機まで組まれたスケジュール、他人への気兼ね遠慮もある。疲れていても休めない。惰性で動かなきゃいけなくなることもたぶんある。
ツアー参加者も考えがそこまで及んでおらずかなり甘かった。山をまともにやっていた人たちとは全然思えない。
それと、会社はガイドに最終的な判断は任せているというが、事故が起こったらまるでトカゲの尻尾きりみたいじゃないか。企画したのは会社だろうに。

中高年の方が遭難するケースが非常に多いですが、山がどんなところか理解しまともな山歩きをしていない人、現時点での自分の力を客観的に見えていない人はそれは遭難するでしょう。
遭難していなくてもそれは今までしていないことが単にラッキーだったとも言えます。自身を客観的に見ていない(自分の衰えというものを認めていない人も含む)遭難者予備軍が今は山にたくさん入っています。北アルプスのどこどこに登った、次はどこどこだ、百名山だ、この一眼レフできれいな写真を撮って周りに自慢しちゃうぞ~!ミーハー気分で山はできない。

夏山は素晴らしいです。花、景色、すべてが。
ネットやメディアを通してそれは視覚で訴えてきますね。美しい写真を載せてくれるブログもたくさんあります。
しかしそれは大きな落とし穴です。きれいなところしか見せないテレビやネットや映画や誇大広告や山の業界に踊らされる。また、一度いい景色を見てしまうとそれがどんどんエスカレートして中毒になっていることもよくある。次から次へと出かけたくなるのです。
自分もこの景色をあの花を見られるのではないか、ぜひ見たい!と調子づいてひょいひょいと観光気分で自分の能力を明らかに超えている高い山に出かける。そして…


登山は「極めて非日常的」な事をしているのだということを忘れてはいけないと思います。
どんな山でもすぐ隣には死の危険があるということですね。どんな低い山でもです。
自戒を込めて。




続きを読む


コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

日光白根山 夏その1 [奥日光]


097白根 441.jpg
夏の日光白根山は輝いていた。
出足が遅く朝の10時に丸沼に到着。本日は最初からロープウェイを使う気満々です。標高2000メートルまであっという間に運んでくれるので、朝起きたら天気がいいから急遽白根に行こうとなった時には本当にありがたい。
それでも山頂駅は2000メートルの位置なのに目の前には白根山が相変らず圧倒的な存在感でそびえていた。白根はやっぱりでっかいなあ。
さすがに関東以北の最高峰(関東、東北、北海道で最高峰)であり、名峰の雰囲気を静かに漂わせている。

RW利用で最も使われるであろうコースは、上の写真で言うと山腹の樹林帯を左から右端に向かって徐々に高度を上げながらトラバースする感じで進む。一番右側の森林限界の付近まで辿りつくと、そこからは火山特有の砂礫地帯(ザレ場)になる。森林限界の一番右から左斜め上の山頂方面に、砂に足をとられながら高度を稼ぐとそこは360度展望の利く頂となる。
白根には登山ルートはいくつかあるが、例えば最もタフであろう日光湯元温泉からの急登と比べてしまうと丸沼からはあまりにもあっけない。


097白根 432.jpg
ハクサンフウロ






最初登山道に入るとそこは鬱蒼としたコメツガやシラビソの針葉樹林が広がる。道もよく整備されていてとても歩きやすい。
それにしてもこの森の深さ、薄暗さはいかにも奥日光の高い山という感じ。
歩き出すと木々の香りがとにかく気持ちいい。この香りはどこかで嗅いだ事があると思った。そうだ、これは青森のヒバの森の香りと同じだ。香りで過去の一場面を思い出すのは人間特有かも?


ダケカンバも多くなるとそろそろ森林限界が近くなる。



097白根 028.jpg
あったー!ヒカリゴケ
これを見るためにロープウェイを利用しましたと言い訳をしておこう(笑)。


097白根 032.jpg
薄暗いところになんともびっくりな輝き。
しかし登山者の誰も気がつかない。せっかく横を通っているのにもったいない!





097白根 033.jpg
お隣の錫ヶ岳(すずがたけ)





樹林帯を抜ける最後の急登を超えると空がいきなり大きい。一番好きな瞬間だな。
097白根 036.jpg
森林限界付近から山頂方面。
この空の色は久しぶりだった。




097白根 046.jpg




097白根 049.jpg





097白根 056.jpg
錫ヶ岳を中心に、左が皇海山、中央奥の薄いのが赤城山






097白根 059.jpg
ハクサンシャクナゲと武尊山
武尊の右後ろに谷川岳、さらに奥には苗場山まで見ることができた。



097白根 064.jpg




097白根 076.jpg
尾瀬笠ガ岳~小至仏、至仏山の稜線





097白根 088.jpg
ロープウェイ山頂駅が遥か下に見えていた。



097白根 079.jpg
目の前に山頂があるので気持ちは逸るが最後のザレ(砂)の登りに足を取られてなかなか進めない。



097白根 082.jpg





097白根 093.jpg
登りが緩くなってくると岩場になる。これは大昔の大爆発の折に溶岩が固まったものに違いない。



097白根 095.jpg
いよいよ山頂が近い。



097白根 169f.jpg
山頂付近は火口の跡がたくさん見られる。




097白根 120.jpg
南峰から北峰(山頂)を





097白根 136.jpg
栃木県側の山頂標示
ここは群馬と栃木の県境であり、山頂には2つの標識がある。


097白根 134.jpg
群馬側には「日光」という文字が入っていない。ささやかな抵抗なのでしょうね(笑)。



097白根 131kl.jpg
燧ケ岳を遠望。燧ケ岳もカッコいい。
日差しは強かったが吹く風が心地よく、昼寝でもしたい気分だった。もちろん天気がいいから言えることですけどね。



097白根 161.jpg
日光の盟主・男体山と中禅寺湖




097白根 146.jpg
2000メートル超が並ぶ日光連山(太郎山、女峰山、小真名子、大真名子)とエメラルドグリーンに輝く五色沼を俯瞰する。なんと美しい湖だろうか。
今日は針葉樹林、ヒカリゴケ、五色沼、それぞれのグリーンの輝きが忘れられない。



つづく

奥白根その2へ
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-07-21

女峰山
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-07-24-1

太郎山
http://aquaorange.blog.so-net.ne.jp/2009-08-17








nice!(9)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

至仏山 初夏~夏 [尾瀬]

0975至仏山 154.jpg
至仏山の上部は蛇紋岩という金属成分を含む岩でできており、この性質に適応した植物のみが生育している。したがって他の植物の侵入が少なく、貴重な高山植物が多い。
7月5日(日)に行きましたが初夏から夏にかけて咲く40種類くらいの花を見かけました。

0975至仏山 115.jpg
オヤマ沢田代



0975至仏山 445.jpg
ハクサンコザクラ



0975至仏山 169.jpg
ユキワリソウ


0975至仏山 401k.jpg
今の季節では一番好きな花だな




0975至仏山 316.jpg
ホソバヒナウスユキソウ(エーデルワイス)
至仏と谷川岳だけ

0975至仏山 389.jpg
蛇紋岩に咲きます。


0975至仏山 227.jpg





0975至仏山 122.jpg
シナノキンバイ
今の至仏で最も目立ったのは大型で黄色の花をつけるシナノキンバイでした。

0975至仏山 144.jpg



0975至仏山 230.jpg
ハクサンイチゲ




続きを読む


nice!(13)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。